舌に現れたヒリヒリとした痛みやピリピリとした痛み。
それは舌痛症という疾患かもしれません。
舌が突然痛み始めることは決して珍しいことではありませんが、症状が現れたら不安を抱えながら苦しむことになると思います。
しかし本当に苦しむのはそれからで、一体何科を受診したらいいのか分からないところから治療が始まります。
そして色々な医院を巡ることになるのです。
これから各科を受診した際のよくある例を挙げ、結果どうなるか、そしてどこに行けば良いのか解説させて頂きます。
まずこういったトラブルを相談しやすいのは、普段通院している内科の先生じゃないでしょうか?
この時、患者様自身も困っているかとは思いますが、医師も困ることになるでしょう。以下に舌痛症の原因の一部を挙げます。
これらが舌痛症の原因として多いのですが、内科で検査できるのは血液検査による鉄・亜鉛の不足に限られ、筆者のような歯科医師が診察するほど精密に唾液の状態を区別することができません。
これは決して内科医を悪く言っているのではなく、舌痛症という疾患を診察することに慣れた内科医は少なく、対応としてうがい薬やステロイドの塗り薬を痛みを軽減させる目的で処方することで終わるケースが多いです。
もっともここで鉄や亜鉛の不足が見つかればラッキーで、お薬による治療で改善される可能性はあります。
しかし舌痛症は唾液の不足や心因性が多いため、ここで出されたお薬で改善される可能性は低いと言えます。
患者様の長く苦しい旅はかかりつけ内科での診察からスタートします。
先ほど内科は口の渇きを見るプロではないと記載しましたが、口の中が守備範囲で、特に舌も診療の領域としているのが耳鼻科です。
しかし耳鼻科に行っても、舌痛症の決定的な特徴が診断の邪魔をするのです。
それは、目で見て異常がない舌の慢性的な痛みを正確に舌痛症と呼ぶのですが、この目で見て異常がない部分で、耳鼻科の先生方も治療の必要がないと判断するのです。
なぜなら耳鼻科医は基本的に外科医で、目で見て分かる、あるいは血液検査で分かる病気しか相手にしない方が多いからです。
患者様の旅は続きます。
途方に暮れた患者様は心療内科の門を叩きます。
ここでは熱心に話を聞いてくれることでしょう。
なぜなら心因性、心の問題から痛みが発生するというのは珍しいことではないと、精神科医は知っているからです。
ですが傷ついた心を治療してはもらえど、舌の痛みが残ることがあります。
精神科医が使う薬剤は唾液の分泌を低下させるものが多く、さらに医師たちは舌どころか口腔内も見ないほどに、口の渇きに対応してくれないでしょう。
そこに対応できるのは歯科医師だけです。
医科の外来はそれぞれ専門に特化しているため、舌痛症のように幅広く原因が分散している専門外の治療には対応できません。
ですので当法人のように、舌痛症に特化した医院に相談するのも一つの選択肢です。
投薬から口の渇きの診察まで全て網羅した歯科医師が対応します。
今まで長い間舌痛症に悩まされていた方、なかばあきらめて我慢をしているという方は医療法人光惠会の舌痛症外来にご相談ください。
医療法人光惠会
舌痛症外来担当医 小林隆洋
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※2023年11月1日新規開院